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リレー小説



漆黒の詩 -シッコクノウタ- ピリオド





…その後マドレーヌの授業には、ある1人の女性がアシスタントとして彼女の隣に立っていた。

金の髪、紅の瞳。名前は誰も知らないが、人形だということは誰もが知っていた。

マドレーヌは言う。『少なくとも、彼女はサブレじゃないって。私は思ってる』
その人形の主は言う。『本当に生まれ変わった者にとって、前世など無意味に等しい』



…彼女は、『サブレ』という女性を模った人形である。
…彼女は、この世界で目覚め、立ち、歩き、話し、笑い、そして眠っている。

…ならば、彼女は『サブレ』なのか?



その答を持つ者など、人形の主を含めて誰もいない。
違う。その答を持てる者など、誰一人として存在しえない。

…事実はひとつ。彼女自身が全てを決めて『生きている』こと。
彼女自身が、自分が何であるかを定義し、自分の意志で『ここにいる』こと。



ただ、それだけだ。

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