渡る世間は金ばかり? リーベのキッチ・ブルット編 -その後-
「っく……また良い機会を逃してしまった……」
「パナシェ、そろそろ諦めるノ。いい加減にするノ」
「ソウデスヨ」
「まったく、パナシェったら。お金についてだけしっかりして〜」
みんなに色々言われ、ぷーいとそっぽを向くパナシェに、苦笑するワッフル。
どうやら、見ている限り、ワッフルがチャイ達に渡したお金は没収されていないようだ。
「出来る限り敵からアイテムをぶんどる作戦で……」
ぶつぶつ独り言を始めるパナシェに、ジト目を送るリーベ。
……その手には、しっかりと。本当に、しっかりと、鎌が抱かれている。
「ってことで、まぁ、次はポモドーロとシュガーからお金を没収する作戦で!」
なんだか輝いた笑みを浮かべるパナシェを見て、
カフェラテとジャスミンとチャイは、顔を見合わせた。
「結局懲りないのね」
「ポモドーロとシュガーにも、また何か言われそうなノ……」
「ドウシヨウモナイデスナ」
溜め息を吐く3人を見て、くすりと笑うワッフル。
その横で、リーベはぷいとそっぽを向いた。
「ふふ、元気なのは良いことですよ」
「ふんっ。金の亡者が」
「ふ、うふふふふ……。お金は幸せのもと〜♪」
いつもの笑いを浮かべながら、歩き始めるパナシェ。
と、彼女は立ち止まると、くるりと振り返ってリーベを見た。
「でさ、その鎌。高く売れると思うのよね〜?」
「駄目だ」
ちぇ。と。
パナシェが、本日何度目になるか分からない舌打ちをした。
「なんか、嫌な予感が……?」
「突然寒気が……。何なのよ……」
その頃、ポモドーロとシュガーは。
それぞれ別の場所で、嫌な寒気を感じていた。
おわり