渡る世間は金ばかり? ブレッドのエクスカリバー編 -その後-
「悔しい!! 騙されたわ!!!」
地団駄を踏むパナシェに、呆れてモノも言えない面々。
詳しい話は、パナシェの口から語られていない。
けれどもその様子から、どうやら失敗したことだけは分かった。
「もう、いい加減にしたらどうなの、パナシェ」
「そうだぜ。お金に張り付いてたって、良いことないって」
「だまらっしゃい!!」
くわっと意見した二人を見るパナシェに、ジャスミンは首を振った。
「パナシェは、お金に関しては懲りるってことを知らないもんね」
「そのうち、本当に失敗するノ」
「ソノ方ガ、イイカモシレナイナ」
「くぅ……! みんな、今日はいつにも増して意見するわね!!」
ブレッドのことがきっかけになったのか、なぜだか今日はずばずば言われる。
さっさと帰ってしまったブレッドを、彼女は一瞬恨んだ。
……ここにいれば、売ってやるのに。と。
「あ、今、すごいこと考えただろ、パナシェ」
「そ、そんなことないよー」
「にやけてたノ」
「うふ♪」
笑ってごまかすパナシェに、カフェラテは機械らしくなく溜め息を吐いた。
「ふ、ふふ……。私に意見するとどうなるか、分からせてやるわっ!!」
「!? ぱ、パナシェ!?」
彼女が向かった先は、恐らく……ロケット、ニウマーナ。
そこには……。
「もしかして……ロケットには、私たちの荷物が……」
「と、いうことは……? もしかしてなノ?」
「ま、まさか。パナシェだってそこまではしないだろ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! パナシェッ!!」
「マッテクダサイパナシェサン。ハナシアイマショウ!!」
彼女を追って、走り出すシュガーとカフェラテ。
慌てて、ポモドーロとジャスミンとチャイも、走り出した。
「忙しいやつらだな……」
こっそりそれを見ていたブレッドは、彼らに向かって苦笑した。
おわり